ビルトインキッチン完全ガイド|
種類・特徴・施工事例から
リフォーム費用まで解説

ビルトインキッチン選びに必要なすべてがわかる完全ガイド
(2026年6月更新)
「ビルトインキッチンとシステムキッチン、結局どう違うの?」
「キッチンリフォームを考えているけど、何を選べばいいかわからない」
そんなお悩みや疑問をお持ちの方に向けて、このコラムを書いています。
こんにちは。
千葉県のリフォーム専門店「リフォラボ」です。
キッチンリフォームを検討し始めると、「システムキッチン」「ビルトインキッチン」「I型」「対面式」など、さまざまな言葉が飛び交い、何から調べればいいかわからなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
このコラムでは、ビルトインキッチンの基礎知識をわかりやすく整理し、レイアウトの種類・ワークトップの素材・組み込める設備機器・収納の考え方まで、キッチン選びに必要な情報をまるごとご紹介します。
さらに、リフォーム費用の目安や費用を抑えるコツについても解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
読み終える頃には、自分の暮らしにぴったりのビルトインキッチンがどんなものか、具体的なイメージが持てるはずです。
ビルトインキッチンとは?システムキッチンとの違い
ビルトインキッチンの定義と「システムキッチン」との関係
ビルトインキッチンとは、コンロ・シンク・調理台などが一枚のワークトップ(天板)でつながり、キャビネットが一体化されたキッチンのことです。
設備機器があらかじめ本体に「組み込まれている(ビルトイン)」ことから、この名称で呼ばれています。
「システムキッチン」という名称は、クリナップが名付け親といわれており、現在は業界全体で広く使われる一般名称になっています。
「ビルトインキッチン」と「システムキッチン」は基本的にほぼ同じものを指す言葉として使われており、どちらが使われていても同じキッチンだと考えて問題ありません。
セクショナルキッチンとの違い
ビルトインキッチン(システムキッチン)ではないタイプのキッチンは「セクショナルキッチン」と呼ばれます。
調理台・シンク・コンロがそれぞれ別の独立した台になっており、継ぎ目が生まれやすく、汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。
一方で、必要な部分だけを交換できるため初期費用を抑えやすい面もあります。
ただし、デザインの統一感や使い勝手の面では、ビルトインキッチンのほうが優れていることが多いでしょう。
ビルトインキッチンが選ばれる理由(メリット)
ビルトインキッチンには、毎日の料理をより快適にする多くのメリットがあります。
天板が継ぎ目なく一体化しているため、見た目がすっきりしておしゃれ。
メーカー各社がデザインに力を入れており、インテリアに合わせた空間づくりができます。
・お手入れのしやすさ
継ぎ目がないため汚れが溜まりにくく、さっと拭くだけで清潔を保てます。
・収納と動線の効率化
収納スペースや作業動線があらかじめ計算されており、調理中の無駄な動きを減らせます。
・設備の自由な組み合わせ
食洗機・浄水器・オーブンなどを必要に応じて組み込むことができ、暮らしに合ったキッチンにカスタマイズできます。
ビルトインキッチンのデメリット・注意点
メリットが多い一方で、いくつかの注意点も把握しておくことが大切です。
設備機器の一部だけを交換したい場合でも、メーカーや規格が合わなければキッチン全体の交換が必要になるケースがあります。
また、食洗機やビルトインオーブンを取り付けるとその分収納スペースが減るため、どの設備が本当に必要かを事前によく検討しておくことが重要です。
ビルトインキッチンのレイアウト(形状)の種類
I型・II型キッチン
I型キッチンは、シンク・調理台・コンロが一直線に並んだ最もスタンダードな形状です。
壁付けと対面式の両方に対応でき、コンパクトな空間にも収まりやすく、費用を抑えやすい点でも人気があります。
II型キッチン(セパレート型)は、シンクとコンロ台が向かい合う形で並列に配置されたタイプです。
冷蔵庫・シンク・コンロの動線が短くなり料理効率がアップしますが、ある程度の奥行きが必要です。
U型キッチン
U型キッチンは、コの字型に3方向をキッチンで囲んだ形状です。
作業スペースと収納が最も広く取れるのが特徴で、料理好きや家族が多いご家庭に向いています。
ただし、2つあるコーナー部分がデッドスペースになりやすいため、収納の設計を工夫することが大切です。
L型キッチン
L型キッチンは、シンクとコンロがアルファベットの「L」のように90度の角度で折れ曲がった形状です。
シンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結んだ「ワークトライアングル」が作りやすく、キッチン内での無駄な動きを減らせます。
壁付け・アイランド・ペニンシュラと、設置スタイルも選べます。
アイランド型・ペニンシュラ型
対面式キッチンの代表的なスタイルが、アイランド型とペニンシュラ型です。
アイランド型はキッチンを壁から完全に独立させた「島」のような配置で、四方から使えるため開放感が抜群。
ペニンシュラ型は側面の片方が壁に面しているタイプで、アイランド型より少ないスペースで対面式の雰囲気を実現できます。
どちらもリビング・ダイニングとつながりやすく、家族や来客とコミュニケーションを取りながら調理を楽しめる点が人気の理由です。
ビルトインキッチンの素材・ワークトップの選び方
ステンレス
ステンレスは、プロの厨房でも長年使われてきた定番の素材です。
錆びにくく熱にも強く、耐久性・清潔感ともに優れています。
水を使うキッチンとの相性がよく、お手入れのしやすさを重視したい方に特におすすめです。
シンプルでクールな印象を持ちますが、細かいキズが目立つ場合があるため、使い始めからヘアライン加工などの仕上げを選ぶと長くきれいに保てます。
人工(人造)大理石
人工(人造)大理石は、樹脂素材で大理石の風合いを再現したものです。
カラーバリエーションが豊富で、デザインにこだわりたい方に人気があります。
耐水性・耐久性もあり、インテリアとの統一感を大切にしたい方に向いています。
ただし、熱い鍋を直接置くと変色・変形する恐れがあるため、鍋敷きを使う習慣をつけることが大切です。
「人工大理石」と「人造大理石」は混同されることが多い素材ですが、それぞれ特徴や素材構成に違いがあります。
違いや選び方について詳しく知りたい方は、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
関連コラム:人造大理石と人工大理石どっちが良い?キッチン・洗面・浴室で使える素材の違いと選び方
セラミック
近年注目されているのがセラミック素材のワークトップです。
変色・傷・化学品への耐性が高く、長く使っても清潔感を保ちやすいのが特徴。
調味料や洗剤をこぼしても変色しにくく、刃物でも傷がつきにくいため、毎日の料理で安心して使えます。
TOTO クリスタルカウンター
TOTO クリスタルカウンターは、透明感のある美しい質感が魅力の高級感あふれるワークトップ素材です。
光をやわらかく取り込み、空間全体を明るく見せてくれるため、キッチンをインテリアの主役として楽しみたい方にも人気があります。
デザイン性だけでなく耐久性にも優れており、見た目の美しさとお手入れのしやすさを両立したい方におすすめ。
また、すり傷が付きにくく、汚れも落としやすいため、美しい状態を長く保ちやすいのも特徴です。
TOTO クリスタルカウンターの特徴やカラーの種類、お手入れ性、価格帯について詳しく知りたい方は、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
ビルトインできる主な設備機器
コンロとレンジフード
コンロはキッチンの「火まわり」の中心となる設備で、大きく分けるとガスコンロとIHクッキングヒーターの2種類があります。
ガスコンロは火力の調整が目で確認でき、炒め料理などに強いのが特徴。
IHクッキングヒーターは天板がフラットで吹きこぼれても拭き取りやすく、お手入れのしやすさと安全性で選ぶ方が増えています。
また、クリナップなどのメーカーではガスとIHを組み合わせた「ハイブリッドコンロ」も展開されています。
レンジフードはコンロ上に位置し、調理中の煙・油・においを排気する設備です。
クリナップの「洗エールレンジフード」のようにフィルターを自動洗浄してくれる機能付きの製品もあり、日々のメンテナンスの手間を大幅に省けます。
洗エールレンジフードについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
関連コラム:洗エールレンジフードとは?自動洗浄機能や後悔しないポイントを徹底解説
食器洗い乾燥機(食洗機)
ビルトイン食洗機は、シンク側の作業スペース下に組み込むタイプです。
手洗いより少ない水で洗浄でき、高温での洗浄により衛生的なのも魅力。
共働きや子育て世帯を中心に、今や定番の設備となっています。
「スライドオープン型(浅型・深型)」と「フロントオープン型(大容量)」があり、家族の人数や食器の量に合わせて選びましょう。
据え置き型に比べて設置費用はかかりますが、キッチンをすっきり見せられるのもビルトインならではのメリットです。
浄水器・水栓金具
水栓金具はデザインと機能の両面から選ぶ設備です。
定番の「ストレート型」のほか、スタイリッシュな「グースネック型」、使いやすい「フレキシブルスパウト型」などがあります。
浄水器は、水栓に内蔵された「一体型」と、シンク下に本体を設置する「ビルトイン型(専用水栓)」があります。
ビルトイン型はろ過能力が高く、キッチン周りをすっきり見せられるのが特徴です。
定期的なカートリッジ交換が必要なため、交換時期やコストも事前に確認しておきましょう。
ビルトインオーブン・ディスポーザー
料理好きの方に人気なのが、コンロ下に収まるビルトインオーブンです。
ガスオーブン・電気オーブンの2種類があり、強い火力でパンやお菓子を美しく焼き上げられます。
ただし、設置スペースの関係でコンロ下の収納が減るため、本当に必要かどうかをよく検討してから採用しましょう。
ディスポーザーはシンク下に取り付ける生ごみ処理機です。
生ごみをキッチンに置く必要がなくなり、においや虫の発生を防ぎやすくなりますが、自治体によって設置に制限がある場合もあるため事前確認が必要です。
ビルトインキッチンの収納を賢く使う
コンロ下・シンク下・ベースキャビネットの使い方
コンロ下のキャビネットは、鍋やフライパンなどかさばる調理器具の収納に最適なスペースです。
調理中にすぐ取り出せる位置にあるため、使用頻度の高いアイテムを入れておくと作業効率がアップします。
シンク下のキャビネットは、まな板・包丁・カトラリー類の収納に向いています。
湿気がこもりやすいエリアでもあるため、収納するものを厳選し定期的な換気を心がけましょう。
シンクとコンロの間のベースキャビネットは高さのある調味料や乾物の収納に適しており、食洗機やビルトインオーブンを設置する場所にもなります。
リフォーム時に設備を追加すると後から工事費が別途かかるため、計画段階での検討がおすすめです。
吊戸棚・昇降式収納と背面収納・パントリーの活用
天井付近に取り付ける吊戸棚は、使用頻度が低いものや消耗品のストックに向いています。
固定タイプと昇降式タイプがあり、「高い場所のものが取り出しにくい」というお悩みには電動・手動の昇降式収納が便利です。
キッチン本体の収納だけでは足りない場合は、背面収納やパントリーの追加を検討しましょう。
背面収納はキッチンのすぐ後ろに設置することで食器や家電をまとめて収納でき、調理中の動線も短くなります。
パントリーは保存食や日用品のストックスペースとして機能し、キッチン周りをすっきり保つのに役立ちます。
収納選びで失敗しないポイント
収納計画で最も大切なのは、「どこに何を置くか」を先にイメージすることです。
実際の調理の流れを思い浮かべながら、「コンロ近くには鍋」「シンク近くにはまな板」というように動線と収納を連動させると、毎日の料理がぐっとラクになります。
ショールームで実物を体験し、自分の使い方に合う収納タイプを確認しておくことをおすすめします。
ビルトインキッチンのリフォーム費用と選び方のポイント
リフォーム費用の目安
ビルトインキッチンへのリフォーム費用は、キッチンの種類・グレード・工事内容によって大きく異なります。
システムキッチンの交換(壁付 → 対面型):75〜200万円
システムキッチン(Ⅰ型)の交換:40〜80万円
※出典:国土交通省「リフォームの内容と価格について」
工賃や諸経費込みの正確な金額は施工会社に問い合わせるか、見積もりシミュレーションを活用するのがおすすめです。
ショールームで実物確認と動線・間取りを考えた選び方
カタログやウェブの画像だけではわからない質感・色味・操作感を確かめるためにも、ショールームへの訪問は欠かせません。
実際に扉を開け閉めしたり、ワークトップに触れたりすることで、使い勝手や素材の印象が具体的に見えてきます。
使いやすいキッチンを実現するには、料理の動線と間取りのバランスも重要です。
冷蔵庫・シンク・コンロの「ワークトライアングル」を意識し、3辺の合計が360〜600cmに収まるようにするのが作業効率を高めるポイントとされています。
担当者に間取りや希望を伝えながら、ショールームで総合的にプランを確認することをおすすめします。
費用を抑えて賢くリフォームする方法
キッチンリフォームの費用を抑えるには、いくつかの方法があります。
ひとつは、キッチン単体ではなく洗面台や浴室と合わせた「水回り複数点セット」でのリフォームです。
まとめて工事することで商品代・施工費の割引が受けられるケースが多く、単独でリフォームするよりも総額をお得に抑えられる可能性があります。
また、リフォーム会社が実施している期間限定キャンペーンの活用もおすすめです。
タイミングを見計らって相談することで、同じ内容でも大幅にコストを抑えられる場合があります。
リフォラボのキッチンリフォーム施工事例
松戸市Y様邸|空間を引き締めるブルーキッチンへリニューアル
経年劣化をきっかけに、お手入れしやすいキッチンへのリニューアルをご依頼いただきました。
クリナップ最上級グレードの「セントロ」を採用。
排水溝を自動で洗浄できる「勝手にクリントラップ」と、フィルターを自動洗浄する「洗エールレンジフード」を組み合わせることで、ホテルライクでありながらメンテナンスの手間が大幅に減ったキッチンを実現しています。
佐倉市Y様邸|暮らしに寄り添う、上質なキッチン空間
子どもたちが巣立った後、ご夫婦ふたりの暮らしをより快適にするためのリフォームです。
Panasonic L-classを使用し、2階にあったLDKを1階へ移設。
吹き抜けを設けることで自然光がキッチン全体に行き渡り、明るく開放感あふれる空間になりました。
12畳の中に機能性と心地よさを凝縮した、夫婦ふたりに丁度いいキッチン空間です。
船橋市|ネイビーブルーがおしゃれな使いやすいキッチン
独立にあたってのお引越し先を快適にするため、老朽化していたキッチンをTOTO ミッテへ一新しました。
幅広シャワーの「水ほうき水栓」は水はねが少なく、さっと洗えて水の節約にもつながる一台。
スタイリッシュなネイビーブルーのキャビネットが空間をおしゃれに引き立てています。
松戸市|仲良し家族の明るい対面キッチン
キッチンの老朽化をきっかけに、使いやすさ・掃除のしやすさを重視したリフォームです。
Panasonic ラクシーナをソフトウォールナット柄・グラーノホワイトカウンターで仕上げ、家族みんなが明るく使いやすいキッチンが完成しました。
ご主人から奥様へのプレゼントとして施工し、家庭円満なキッチン空間になっています。
成田市|重厚感のあるリビングにマッチしたグラフテクトのキッチン
築59年の戸建てに同居をきっかけとして行った全面改装の一環で、重厚感のあるリビングに調和するグラフテクトのキッチンを採用しました。
動線・収納ともに工夫を凝らし、清掃性もアップ。
元の住まいの雰囲気を大切にしながら、新しい建材と美しく融合した空間に仕上がっています。
Q&A
Q.ビルトインキッチンとシステムキッチンは何が違いますか?
シンク・コンロ・調理台が一枚のワークトップでつながり、キャビネットが一体化した構造のキッチンのことです。
「システムキッチン」は現在業界全体で広く使われる一般名称になっています。
「ビルトインキッチン」は設備が「組み込まれている」という特徴を指した呼び名です。
どちらの言葉が使われていても、基本的には同じキッチンを指していると理解しておけば問題ありません。
Q.ビルトインキッチンの設備機器はあとから追加できますか?
ただし、対応するキャビネットのサイズや配管工事が必要になるケースも多く、必ずしも後付けができるとは限りません。
特定の機器を将来追加したいとお考えの場合は、リフォーム時にあらかじめ担当者へ相談し、スペースや配線・配管の確保をしておくとスムーズです。
購入後に「やはり食洗機を入れたい」となっても工事費が別途かかる場合があるため、計画段階での検討をおすすめします。
Q.ビルトインキッチンのリフォームで費用を抑えるにはどうすればいいですか?
まず、キッチン単体ではなく洗面台や浴室など複数の水回りをまとめてリフォームする「◯点セットプラン」を選ぶ方法があります。
まとめて発注することで商品代や施工費が割引されるケースが多く、トータルでお得になる可能性があります。
また、リフォーム会社が実施している期間限定キャンペーンを活用するのもおすすめです。
タイミングを見計らって相談することで、同じ内容でも通常より大幅にコストを抑えられる場合があります。
まとめ
ビルトインキッチンの基礎知識からリフォームのポイントまで
ビルトインキッチンは、デザイン・収納・設備の自由な組み合わせによって、自分の暮らしにぴったりのキッチン空間を実現できるのが最大の魅力です。
レイアウト・素材・設備機器のそれぞれに選択肢があるからこそ、まずは「日々の料理でどんなことに困っているか」「どんなキッチンで料理したいか」を整理することが大切です。
リフォームを検討される際は、ショールームで実物を確認しながら動線や収納の使い勝手を体験してみましょう。
費用面では、水回りをまとめたセットプランやキャンペーンを上手に活用することで、理想のキッチンをよりお得に手に入れることもできます。
✐記事制作
戦略マーケティング部
✐記事制作:戦略マーケティング部
















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